離乳食の基本知識

離乳食と味覚の関係

大事大事と言われる離乳食ですが、なぜ離乳食が赤ちゃんにとって重要な意味を持つかと言えば、大げさに言えば一生続く食べ物の好き嫌いがこの時期に決定づけられるからです。離乳食と味覚は密接に関係しています。

そもそも、赤ちゃんは生まれつき味の好みがはっきりしています。好きな味はずばり「甘味・辛味(塩味)・旨味」で、「苦味・酸味」は大嫌いです。これは生きていく上で欠かせない母乳やミルクを自然に求め、逆に健康や生命を脅かすような味は拒否する、と言う本能的な嗜好です。大人になって雲丹や塩辛など複雑な味も美味しいと感じられるように、味覚は変化するものですが。

ただ、味覚形成初期の離乳期に食べること自体に抵抗感を感じてしまっては、味の好き嫌いどころではありません。最悪なのは「食べること自体嫌い、興味がない」と言う子供に育ってしまうこと。離乳期には赤ちゃんが「食事は美味しいもの、楽しいもの」と抵抗感なく自然に食べる行為に慣れることを第一優先しましょう。同じ食べ物でも容器を変えたり与えるタイミングで食べたり食べなかったりするものです。バランスの良い味覚形成や栄養補充も重要ですが、精神的なストレスはお互いなるべく感じないように離乳食を楽しみましょう。

ベビーフードオンリーの離乳食は味覚形成時期に理想的とは言えませんが、毎回手作りだとママも大忙しですから、たまに取り入れるぐらいならOKです。ベビーフードにしても手作りにしても、毎回決まったものをあげるのではなく、とにかく味のバリエーションを広げて自然に味覚を養ってあげることが大切です。